”腰痛“と太もも裏側にある”ハムストリング“の緊張は深い関係があるってことは、どこかで紹介したと思いますが・・・。
なら、どうしてってところまでは説明してなかった思いますので、今回はそのあたりを!!
痛みの原因が患部に絶対あるというわけではなく、意外なところにあるなんて話は結構あるんです。
例えば、”首の痛み・肩こり“のある人がよく言う”頭痛“なんかは、首・肩の筋肉の緊張が原因で頭が痛くなっていることは多く聞く話ですよね!
この場合の原因は、首・肩の筋肉にあるのですが、症状は頭に出て頭痛という形で現れてきています。
ちなみに、この場合の”頭痛“は”筋緊張性頭痛“と呼ばれています。
で、このようなことって人間の身体では頻繁に起きていることなんです!
そんなこんなで、足の筋肉と”腰の痛み“にはホント深い関係がありまして、特に太もも裏側の”ハムストリング“の緊張は”腰痛“に大きく影響してきます。
ですが、本題に入る前に”ハムストリング“について少し!
この”ハムストリング“という筋肉の働きは、膝を曲げたり・股関節を後ろに反ったりさせる働きを持っています。
そんな”ハムストリング“なんですが、下の図を見ていただけるとわかると思います。骨盤にくっついているんです!
もうちょっと詳しく言いますと、骨盤を形成している腸骨という骨の坐骨結節というところに付着しています。ということは骨盤の歪みなんかにも影響してるってことになってきます。
また、この筋肉は人間の身体にある筋肉の中でも、かなり大きく太い筋肉で結構な力を出すこともできます。
大きな力を出せるということは、いろいろな意味でも身体に与えてくる影響にも、これまた大きいということになってきます。
ではなぜ?この”ハムストリング“に問題が出てくると、腰に影響し痛みを出しやすくしてくるかと言いますと!
下の図は”ハムストリング“が正常な状態での骨盤の位置になってきています。
緑の線が”ハムストリング“で赤い線が腰の筋肉
これが”ハムストリング“が緊張してくると、骨盤というか腸骨を引っ張ってきてしまい、骨盤が黄色の矢印の方に歪みを出してきます・・・。
となると、骨盤の上部にくっついている腰回りの筋肉は下に引っ張られる感じになり、パンパンに突っ張って状態になってしま雨ことで、腰に違和感・痛みが生じしやすくなるってことなんです。
このことは、大きな筋肉である”ハムストリング“では顕著に表してくるのですが、骨盤まわり殿部の筋肉やふくらはぎの筋肉に問題が出てきても同じような状態になり、腰に痛みを少なからず出してきます。
まとめ
かなり噛み砕いた説明になりましたが、これが足の筋肉と”腰痛“の関係になってきます。
ですので、”腰が痛い・腰が張っている“と思い、腰の筋肉を触ってみてカッチカチの方は足のストレッチをやるだけで腰に掛かっているテンションが緩んで腰が楽になることもありますので、気になっている人は是非!!
また、太もも前側の筋肉にも同じことが言え、太もも前側の筋肉の緊張が原因で腰に違和感や痛みを発生させることも多くあります。が、この時に影響してくる腰の筋肉は”ハムストリング“時とは違って、腰でも深部の筋肉に影響してきます。