集中力が低下して仕事どころではなくなってくる”頭痛“…。そんなツライ”頭痛“なんですが、イロイロあるんですよ。
一般的的には”頭痛“っていいますと”偏頭痛“なんていう単語で括られることが多くなってますが、実際のところは少し違ってくるんです!
”頭痛“にもイロイロな種類がありまして、症状も様々な感じになってきます。
また、”頭痛“の種類によっては命に関わってくるものありますので、ホントに注意が必要になってきます。
”偏頭痛“
先ほども言いましたが、世間一般的に”頭痛“というと”偏頭痛“だと思っている方も多くいるみたいですが、厳密にいうとそんなこともありませんし、”偏頭痛“にも様々な定義があります。
”偏頭痛“の定義
”偏頭痛“の特徴的といいますと、こんなことが挙げられます。これがすべてだというわけではないのですが、下記のような傾向に多いといわれています。
- 光に反応する
- 食べ物に反応する
- 血流促進で発症
- 脈を打つような痛み
- 冷やすことで症状の軽減
- 女性に多い
このような定義で表されるものを”偏頭痛“になるのですが、症状が酷くなると”吐き気“や”めまい“にまで発展することもしばしばあります。
しかも、これはボクの知人ですが、痛みが酷くなりすぎて気絶してしまい救急車で運ばれるなんてこともありますので全く軽視はできません…。
刺激に対することで発症するケースも多くあり、映画館から外に出た瞬間のように”暗いところから明るいところへ“のタイミングや、チョコレート・レモン・アルコールなどの刺激の強い食べ物は痛みを誘発するといわれています。
また、女性に多いといわれる要因の一つにホルモンバランスの崩れがひとつの引き金になっているようです。
疲労や過度のストレスは”偏頭痛“のキッカケになりますので注意が必要になってきます。しかし、疲労にしてもストレスにしても自分では感じ取れないことが意外に多くありますので、そんな方には頭痛日記を書くと良いとされています。
頭痛日記とは
”頭痛“が発生したタイミングをチェックしておくことで、その前後にあった出来事がストレスの原因となっていることもあります。これからその出来事に対して注意していけば”頭痛“を緩和できることがありますので日記をとることはオススメです。
”偏頭痛“の痛みは「ズ~ン」という鈍痛というよりも、脈を打つような「ズキンズキン」という突き刺すような痛みを感じるケースが多く見られます。
このような突き刺す痛みになる原因は、大きな血管の周辺には大きな神経が走っていることが多いため、何かしらの要因をキッカケに血流が促進することで血管まわりの神経に、その脈を打つような振動が響いてしまうということみたいです。
ですから、”偏頭痛“の対処法としては患部を冷やすこと。
冷やすことで血流を抑えることができるために、痛みを軽減できるというわけになってきます。逆に温めてしまうと痛みが酷くなってしまうこともありますので注意が必要です。
”筋緊張性頭痛”
この”緊張性頭痛“が”首・肩の痛み“の延長で発症する”頭痛“になってきます。
”筋緊張性頭痛“の定義
一般的に、このような特徴があるといわれています。
- あたためて症状の軽減
- 動いているときのが楽
- 血流が悪くなることで発症
- ズ~ンという痛み
- 締め付けられるような痛み
このような感じになってくるのですが・・・。
”偏頭痛“との一番の相違点は、原因がまったくの逆のことで発症することになります…。
血流が良くなることで痛みが発生する”偏頭痛“に対して、”筋緊張性頭痛“は血流が悪くなることで症状が発生するところになってきます。
また、”筋緊張性頭痛“は頭全体が「ヘルメットをかぶって締め付けられているような痛み」が特徴で、”偏頭痛”のように「ズキンズキン」という脈を打つような痛みではないことが多くなります。
筋肉の緊張という点から言えば”トリガーポイントからの関連痛“もこれに当てはまるかもしれません。
が、”トリガーポイントからの関連痛“からの痛みの場合は範囲が局所的なことが多くなりますので、”筋緊張性頭痛“との判別に注意が必要になってきます。
”群発性頭痛“
”頭痛“に苦しんでいる方なら、この名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません…。この”群発性頭痛“は、他の”頭痛”と比べても、かなりな曲者で厄介なものになってきます…。
”群発性頭痛”の定義
”頭痛“に楽なものはありませんが、”群発性頭痛“に関していいますと、かなり痛みが酷いものもあるようなんです…。
で、これが”群発性頭痛“の定義。
- キッカケはないが恐ろしい痛み
- 片側の目の奥の痛み
- 通称”自殺頭痛”
- なぜか男性に多い
この”頭痛“は、正直まだしっかりとした原因が究明されていません…。ですが、症状の特徴は信じられないくらいの痛みがあり、酷いときには2ヶ月ぐらい続くことも…。
アルコール・時間・タバコなどの何かはわかりませんが決まったルールがあることが多く、そのキッカケが引き金となり痛みが発生することが見られるのも特徴になっています。
ですが、これが一番の特徴なんでしょうね…。あまりの痛みで自ら命を絶ってしまうこともあるようで海外では”自殺頭痛”なんて呼ばれることもあります。
疾患による”頭痛”
代表的なものとしては、”くも膜下出血や脳腫瘍“などの脳の疾患が挙げられます。
これは命に直結してくる可能性もありますので、ホント気を付けていただきたいですが、下記のような症状が出たからといって絶対というわけではありません。
- 突然の頭痛、経験のない頭痛
- いつもと様子の異なる頭痛
- 頻度と程度が増していく頭痛
- シビレ・マヒなどを伴う頭痛
- 癌などを患っている方の頭痛
- 発熱・嘔吐などを伴う頭痛
頻繁に”頭痛“のある方ですと、上記のようなことがあるかもしれないので、正直わかりにくいかと思いますが…。
「ちょっといつもと違うな」
「いきなりの恐ろしい痛み」
を感じたときは早く専門医に相談してください。
”アイスクリーム頭痛“
みなさんの中にも経験したことがある方もいると思いますが、冷たいものを食べたときに発症する”頭痛“になってきます。
若干ふざけた名前ですが、医学的な正式名称になるんですよ。これが!!
こちらもしっかりとした原因はわかっていないようなのですが?
- 口内が急激に冷やされることにより人間は反射的に体温を上げようと血管が膨張するために発症する。
- 喉のあたりにある三叉神経が刺激されるための起こる。
この二つが有力な要因になってきますし、この”アイスクリーム頭痛“は”偏頭痛“を持っている方に多いというのも特徴のひつつになってきます。
まとめ
いくつかの”頭痛“を紹介してみましたが、どれも症状が酷くなりますと生活に支障が出るケースも少なくありません…。
また、対処法を誤ると症状を悪化させることもありますので注意しないといけませんし、痛みの出方がいつもとは違うなって時には専門医に相談してください。