正座してたら足の”シビレ“が半端なくて、まともに歩くことも出来ないなんてかっこ悪いですよね・・・。
身体の”シビレ“って
”手足のシビレ“と聞くと、なんか怖いイメージを持たれる方もいると思います。実際のところ脳梗塞などの深刻な病気がキッカケのものもありますから気をつけないといけないですけど・・・。
ただ、”シビレ“は人間として生きている上で、経験されていない方はいないと思うんですよね!!
一番身近で思い浮かぶとしたら正座していての”足のシビレ“。いざ立とう思ったときに力が入らない・・・。で、恐ろしく変な歩き方になってしまい、かっこ悪いったらあらゃしないという感じになってしまう”シビレ“。
またはヒジをぶつけての”手のシビレ“。不意にヒジをぶつけてた時に指先まで電気が走るような”シビレ“のことなんですが、これってしばらく余韻が残ってしまうことが・・・。感覚的には言うほど痛みはなくビックリしたという感覚の強い”シビレ“になってくると思います。
というように日々の生活で”シビレ“を感じることは結構ありますが、原因は様々になってきますのでいくつか紹介してみます。
血行不良による”シビレ“
血行性で起こる”シビレ“の代表といえば”正座でのシビレ“ですね!!長時間ヒザを目一杯曲げている上に全体重がスネから足の甲に掛かってしまうことで、ヒザから下への血流が悪くなってしまうことが原因の”シビレ“です。
ホント見事に”シビレ“てしまうと、さわっても「ジ~~ン」という感覚しかありませんし、かなり冷たい・・・。しかも思い通りに動かせない・・・。
時と場合によっては非常に恥ずかしい思いをしてしまうことも・・・。
血流が阻害されている場所より
遠位に症状がでる
例えば、ヒザのあたりで血行不良が起これば”スネ・ふくらはぎ・足の甲やウラ“といように”シビレ“を感じます。また人間の感覚として”スネよりも指先“のように末端部分のほうが感覚が敏感なために、指先などは”シビレ“を強く感じることがあります。
また、寝ているときにウデが信じられないような方向に曲がっていることで”シビレ“と”冷たさ“で起きてしまうなんて事もありますよね・・・。
このように血行不良というのは”冷え性“の原因になっておりますので、部分的には非常に冷えることもありますので注意が必要ですね!!
神経的な”シビレ“
つぎに、神経的に問題がある場合”シビレ“になるのでが、こちらは血行不良のときとは異なり”シビレ“の発生する領域に特徴があります。
問題がある神経の領域が
局所的にシビレが発生
神経の大きな束が通っている脊柱に問題がある場合などは、頭部に近ければ近いほど症状の出る範囲が広くなる可能性があります。
下の図は皮膚分節といい、脊柱での神経圧迫による症状の出る範囲を表しています。
また、腰部のヘルニアが原因で上肢に症状が出ることは絶対にありません。
また、”椎間板ヘルニア“による”シビレ“などは両側に出ることは非常に少なく、一カ所の”椎間板ヘルニア“が原因での”シビレ“の症状が発生することは無いに等しいです。ただ、”椎間板ヘルニア“の箇所が複数の場合は左右どちらにも症状が現れることはあります。
つぎに、神経が脊柱から出てきてから圧迫などの問題が起こってくる場合です。たとえば”手根管症候群・梨状筋症候群・肘部管症候群・胸郭出口症候群“などの場合になってくるのですが・・・。
この場合も、”シビレ“の症状は局所的に表れることが特徴になります。
最初のところで紹介しましたが、ヒジをぶつけたときなどに指先が”シビレ“る事がありますが、あの時の指の”シビレ“は指5本全体ではなく薬指と小指が”シビレ“ているのです。
なぜかというと、薬指、小指を支配している神経である”尺骨神経“が、ちょうど肘の内側辺りを通っているため、そのあたりに刺激が加えられることにより指全体ではなく”尺骨神経“が支配している2本の指に”シビレ“が出るということです。
なんとなく指5本に”シビレ“が出ているように思われますが、実はちょっと違うんですよ!
筋膜からの”シビレ“
筋膜が原因でおこる”シビレ“についてですが、これに関しては”シビレ“というよりは感覚的には痛み・違和感を感じることのが多くなります。
筋膜が原因で多くあると思われるのは問題は、”癒着とトリガーポイント“になってきます。
筋膜の癒着というのは長時間同じ姿勢をとったりすることで起こることで筋肉と筋膜がくっ付いてしまいます。通常でしたら筋膜は筋肉の表面上で滑っているようなイメージなのですが、これがくっ付いてしまうことで”痛み・違和感・シビレ“などを引き起こしてきます。
危険な”シビレ“
最後はちょっと危険な”シビレ“で、疾病からくる”シビレ”になります。
- 脳梗塞
- 脳腫瘍
- 糖尿病
- ギラン・バレー症候群
主な疾病からのシビレ
ここに挙げたのはほんの一例になります。他にも細かく言えばまだまだ多くありますので注意が必要です。
”シビレ”だけではなく他の症状も
特に脳梗塞や脳腫瘍などの場合は”今まで感じたことのないような頭痛“にが発せすることがあります。
ギラン・バレー症候群は”腹痛・下痢“などの症状もでてきますので、いつもと明らかに感じが違う”シビレ“だなと思う場合は病院で早急にチェックをお願いします。