タンスの角に小指をぶつけたような痛みが肩関節に襲ってくる”四十肩・五十肩“・・・。ホントつらいです。気持ち的にも沈んできますし何より痛いことは最悪です。早めに手を打っていきたいですね!
今回お越しいただいた女性の症状はズバリ”四十肩・五十肩“になってきます。
右の肩関節からウデにかけての痛みと違和感があるというのですが、肩関節の動きの具合と痛みの発生の仕方から診てドンピシャで”四十肩・五十肩“になってきます。
- ウデをヨコに挙げれない
- 背中にウデを回らない
”四十肩・五十肩“の特徴
”四十肩・五十肩“というのは、この二つの動きに著しく制限がかかってきます。たとえば小学生がよくやるような「前にならえ」なんかは全然へっちゃらなんですが、ヨコや後にウデを動かすことで痛みが発生してきます。
症状の度合いにもよりますが酷い場合は「肩を抑えてうずくまるほどの激痛」に襲われますのでホント怖いです・・・。
こちらの女性の場合はウデを背中に回すときに肩関節から上腕にかけての痛みがあり、ヨコにウデを挙げるときは若干の違和感はある程度ということです。
となると怪しいのが
上の図からでも場所が非常にわかりにくい筋肉なのですが、脇の奥のほうで肩甲骨の裏側に付着してくる筋肉になってきます。
この筋肉が緊張している場合はとくに背中にウデが回しにくくなるという特徴が出てきます。また、下記の3つの筋肉などは”四十肩・五十肩“で障害が出やすい筋肉になってきます。
ちなみに、今回紹介している筋肉である”肩甲下筋“は”ローテーターカフ筋”の一つで、他には”棘上筋、棘下筋、小円筋“の3つになってきます。
肩甲骨周りの筋肉にアプローチしていくように施術をおこなった結果。たいぶ肩関節の動きも良くなりましたし痛みも軽減できました!!
肩関節の障害は難しい・・・。
なにより関節の可動域が大きいというのが一番厄介なことで、肩関節は”前・ヨコ・後“と動きますし、全ての方向に関しても”ひねり“という運動も可能になってきます。
ということはイロイロな方向から筋肉が付いていることになります。
ですので、それらの筋肉の収縮のバランスによりウデを様々な角度に動かすことができるのですが、この微妙なバランスが崩れることで肩関節に痛みという症状を発生させてきます。このバランスを整えることが微妙でホントにむずかしいです。
なにかキッカケがあることが少なく発生する”四十肩・五十肩“はホント始末が悪くなってきます・・・。