”首・肩の痛み“が始まりで”背中の痛み“だけではなく”ウデの痛み“に発展することは珍しくありません・・・。
毎回思うことなんですが、”首・肩の痛み“に関していえば、男性よりも確実に女性の方のほうが症状が酷く感じます・・・。
症状がたまたま出ていないだけで”首・肩・背中“がバッキバキに固まっていて、様々な関節の可動域も著しく悪くなっている人には女性が多いような気がします。
たしかに筋肉が硬くなっていることがダメなのかというとそういうわけではありません。筋肉自体には柔軟性がしっかりとあるのに”首・肩の痛み“を感じている方もいますので一概には”首・肩・背中“の筋肉が固まっているのが”首・肩の痛み“というわけではないです!!
今回お越しいただいたのは40代女性。いままで”首・肩の痛み“なんかは感じたことがなかったのに、2週間ほど前から”右の首スジ~右ウデ“にかけて違和感を感じ出してきたということです。
思い当たるキッカケは一切なく、気付いたら違和感を感じるようになり日が経てば良くなると思っていても、全然改善される気配がないまま2週間が経ったということです。
”首・肩・ウデ“の症状になりますと、ちょっと気になることがありまして・・・。
”頚椎ヘルニア“になってきます・・・。
ヘルニアというと腰というのがメジャーかと思いますが、首でも発症することはあります。しかも頚椎ヘルニアのほうが腰椎ヘルニアよりも症状が発生する範囲が広くなるため正直怖いものになってきます。
イロイロとチェックさせていただきましたところ、頚椎ヘルニアではなさそうです。
ちなみに!
- 頚椎ヘルニア
- 胸郭出口症候群
- 斜角筋症候群
- トリガーポイントの関連痛
- 単純に”首・肩のこり“
ウデの違和感となると
というのが気になってきます。
ということで施術に入るのですが、まずは”肩・背中“まわりから手を加えていくながら、首まわりで発症する”胸郭出口症候群・斜角筋症候群“を確認していきます。
ですが、いきなり”背中~肩“がバッキバキになっています!
ご本人は”首・肩の痛み“なんて感じたことはないそうですが、この筋肉のバッキバキ具合は昨日今日になったものとは考えにくいので、たまたま症状が出ていなかっただけで”肩こり“の予備軍にはなっていたみたいです。
とりあえず”僧帽筋・菱形筋・肩甲挙筋・前鋸筋・肩甲下筋“の特に右側のバランス取りつつ筋肉の緊張を解いていきますと、右ウデの違和感が軽減したとのことです。
- トリガーポイントの関連痛除去
- 神経の圧迫が緩和
結果論からいうと
正直なところ”胸郭出口症候群・斜角筋症候群“となると改善までに時間がかかることもありますのでホントよかったです。
”肩こり“だけではないのですが、意外に自覚症状がない方が多く思われ”身体の疲れや冷え“が引き金になり痛みや違和感が発生することもありますので、みなさんが思っている以上に”身体のメンテナンス“は重要です。
痛みが出てからでは遅いですから。