年齢を重ねるごとに”ストレッチ“の大事さを痛感します・・・。この”ストレッチ“やるかやらないかは日々の生活が雲泥の差になってきますからね!!
ホント少しの時間でもいいので夜寝る前に”ストレッチ“なんかをすると、朝起きた感じが変わってくることもありますし、朝忙しいと思いますけど、少しの”ストレッチ“をするだけで動き出しが軽快になる感じがしませんか?
そんなことで、ホント簡単なことなんですが、これをやってみると意外に良いんですよ!!
”四股“って・・・?
相撲が好きな方でしたら一発でわかると思いますが、力士が土俵上で行う!
「どすこ~~~い」
という感じのもので、力士にとっては”相撲をとる準備運動“みたいなものになるんですかね!ちなみに四股にはこんな意味もあるらしく「大地の邪悪な霊を踏み鎮め,あるいは踏むことで春先の大地を目ざめさせて豊作を約束させる」なんてこともあるみたいです。
で、”四股“っていうのはヒザは外に開く感じで脚を大きく開き、腰というかお尻ををぐ~~~っと下ろす姿勢なってくるんですが、力士なんかはその姿勢から片足を高く上げる動作をするのです。
これって、よっぽど「体幹がしっかりしていて足腰もバッチリ鍛えられていない」と、そんな動き一般人には到底出来るわけがありません・・・。うすうすは感じていましたが、力士の運動能力はホントはヤバイくらいすごいですよ・・・!
あの体重で、あの瞬発力は半端ないですよ。ただ持久力はあまりないらしいですけどね。
ということで、図にあるような”四股“を踏むような姿勢を取ることは”ストレッチ“としてとても良い感じですので紹介です。
”四股“を踏むということは「股関節の可動域を広げる運動」として、すばらしく理にかなったものになってきています。
人間の関節の中でも股関節というのは非常に可動域が大きなものになってくるので、その動きが小さくなることはけっこうな感じで様々なところに支障が出てきます。
ということで、股関節が動くということにはどんな良いことがあるかといいますと!!
骨盤の動きがよくなる
が、骨盤にも関節があり”3ミリ”ぐらいではありますが動きます。しかも、その骨盤まわりの筋肉はほとんどが股関節の動きに関係してきます。
股関節が動く=骨盤はいい状態
腰痛に効果あり
股関節が動くことで骨盤まわりがスムーズに可動するおかげで腰にかかる負担も少なくなり”腰痛“の軽減にもなってきます。
むくみ・冷え性にも効果
下肢の”ストレッチ“(特に股関節)に効果がある四股になりますので、”むくみ・冷え性“などの症状を防止するのにも一役買ってくれます。
こんな感じになるのですが、”四股“は股関節の中でも”内転筋“の”ストレッチ“にバツグンに効果があります。”内転筋“というのは普段の生活ではあまり使う機会が少ない筋肉になってきているため、筋肉が収縮しにくい非常に固まりやすくなることが多い筋肉になってきます。
内転筋周辺、特に”そ径部“の周辺には血液・リンパ液の流れも多くなってきているので、”内転筋“が固まってしまうことは”むくみ・冷え性“の原因にもなってきます。また、”内転筋“の緊張は”腰痛“にもなりやすくしてきますので注意が必要です。
四股の踏み方
- 両ヒザはできるだけ外に向ける
- 両ツマ先も外に向ける
- 左右順番にヒザを外に押し広げる
- ヒジを伸ばし、ヒザを外に押す感じ
正直、股関節の硬い方はつらいです。はじめはツマ先は正面に向けて行うほうが楽に行えますのでボチボチ行ってください。
先ほども紹介したように”内転筋“はほんとに使うことがないので、”四股“を踏むと「かたまってるなぁ~~」と実感できると思います。
ちなみに引退してしまいましたが・・・メジャーリーガーのイチロー選手もバッターボックスに入る前は必ず”四股“を踏んでましたよね!!