単純に痛いといっても、痛みの質ってイロイロとありますよね・・・。しかも、人によっても痛みの感じ方は様々ですし・・・。ですが、イヤ～な痛みってありますよね・・・。
今回紹介する方は、右ウデの付根の背中側が痛むということなんです。上の図のあたりなのですが・・・。
ご本人曰く、「寝ているときに布団から肩が出て冷えるとシクシク痛みが出てくる」ということなんです。
ちなみに全く動かさなくても痛みがある時もあるそうなんです・・・。
たしかに身体が冷えると”ヒジ・ヒザ・足首“などの関節が痛くなるなんて話はよく聞きますし、正直なところ身体を冷やして良いことなんてほとんどありません。
冷やして良い時は強いて言えば”打ち身・捻挫“などが原因で痛みが出ている場合には炎症が発生してきます。そのようなときにはしっかりと冷やさなければいけませんが、それ以外の場合は身体を冷やして良いことなんてひとつもありません。
といことで、イロイロと診させていただいても現状は症状が出ていないのでなかなか判断しにくいです。
ただ、肩甲骨まわりの筋肉が異常に硬く動きが悪いうえに、筋肉自体を押圧するとイヤ～な痛みが押さえた場所からウデにまで響いていくみたいなんです。たぶん、三角筋あたりのトリガーポイントが冷えることで痛みを発生させ関連痛まで引き起こしているように思います。
本人も気付いていないかもしれませんが、ウデ自体にも違和感が出ているはずなんです。しかし肩まわりの痛みのが強いので分からなくなっているんでしょうね。人間はいくつか痛みや違和感がある場合は一番酷いところに意識が集中してしまい二番目・三番目のところを気付かない傾向にありますから・・・。
で、施術なのですが、肩まわりの症状だからといっても肩ばかりでは効果は望めません・・・。イロイロと気になるところのバランスを取っていったのですが、如何せん症状が冷えないと出てこないので少し様子を見ていただくことになります。ただ、押さえたときのイヤ～な痛みはおおむね改善できていたので大丈夫だと思います！！
が、トリガーポイントはホントに厄介です。トリガーポイント自体が発生した場所に痛みは出してきますが、関連痛として広範囲にも症状を出してきますからね・・・。