人間の関節っていうのは可動域が決まっています。その動きが限界を超えるようなことになれば”ねんざ・脱臼“などの傷害がおこることも、それは首でも同じことが言えるんですけどね・・・。
今回は車の事故で首を痛めてしまった女性になります。事故っていうのはホントタダで済まないことが多いのですが、こちらの女性が合った事故というのが高速道路での複数台の追突事故・・・。しかも前後を挟まれた真ん中・・・。
命には別状問題はなかったので幸いなのですが、酷い”ムチウチ”になってしまいました。
当たり前といえばそれまでなのですが、20~30キロのスピードで追突されても大変なことになってしまうのですから、高速道路の追突って・・・。想像を絶します。
最初のところで少し触れましたが、首の関節で可動域を超えてしまうというのが”ムチウチ“になります。外部からの大きな衝撃によって頭が前後左右に大きく振られてしまい、この動きがキッカケになり完全に首の可動域を超えてしまっておこる症状になってきます。
人間の頭は成人であれば5~6kgはあるといわれています。そんな重たいものを首だけで支えている上に、大きく振り回されれば大変なことになるのはおおよそ想像できます・・・。
で、この”ムチウチ“はかなり厄介で・・・。後遺症を残しやすいという特徴があり、十年以上経っても疲労などが引き金になり”首に痛み“を出すことはザラで、”頭痛“に発展することも珍しくはありません。
正直、ホント厄介です・・・。
こちらの女性の事故も、かれこれ十年近くたつのですが、今でも首の違和感はあるということですし”頭痛“も頻繁にあるということで、お時間を作っていただいています。
ただ、仕事上で上を向く機会が多いというのも首への負担は大きくしていることは間違いありません。
顔が正面を向いているとき
これが下を向いたり上を向いたりすることで首への負担はかなり変わってきます。ですのでスマホなどを長時間使うことは避けてほしいのです。