”首・肩の痛み“の原因は人それぞれ様々でだと思います。そんな中でもそんなに数は多くはないですが、ケガがキッカケで肩が凝ってしまう人もいます。いわゆるケガの後遺症ってものになってきます・・・。
今回紹介する女性は”首・肩の痛み“が酷く、頻繁に”頭痛“にまで発展してしまい困っているということでお越しいただきました。
こういう感じの話はよく聞くことなんですが・・・。”首・肩の痛み“が原因で頭が痛くなることって”偏頭痛“ではなく”筋緊張性頭痛“というんですけどね・・・。
で、こちらの女性にイロイロと話を伺ってみたところ、”首・肩の痛み“の原因の1つだと思われる重要なことが!!
ムチウチ
もうかれこれ10年以上前のことらしいのですが、追突事故に合ってしまい首を痛めてムチウチになっているみたいなんです。
ムチウチは非常に厄介もので後遺症をが残ってしまうケースがしばしばあります・・・。事故当初の首の痛みは改善していくのですが、その後、首・肩が疲れやすく、重〜い痛みも鈍痛を発生させてきます。これがムチウチの後遺症による”首・肩の痛み“ということになってきます。
ここでムチウチをざっと説明しますと
追突事故などの外的要因により、頭が大きく振られることで首の可動域が通常ではありえないほどに動かされてしまうことで、首まわりに靭帯が伸ばされてしまいます。靭帯は筋肉のような伸縮性はないので、伸びてしまった靭帯は元には戻りません・・・。
そうなってしまうと、首の関節は不安定になってきます・・・。ですが人間は、この不安定になった首を何とか安定させようとしてきます。っと、その時に伸びてしまった靭帯の代わりに働いてくれるのが首まわりの筋肉になってきます。
もちろん、筋肉自体も靭帯とともに関節を固定させ安定させるために働いているのですが、靭帯が伸び関節が不安定な状態になっている場合などは通常以上に筋肉が働きますので筋肉は疲労が進みやすくなり”首の痛み・肩こり“になってしまうということです・・・。
個人差もありますが、人間の頭は成人になれば5㎏ぐらいは最低でもありますので、そんな重さのものが前後左右あちらこちと振られれば、えらいことになるのは想像つきます。
こんな感じで、ムチウチになってしまうと対処療法になてくることが多くなります。定期的に筋肉に蓄積する疲労やストレスを取り除くことで”肩こり“の症状を緩和させていくのです・・・。
ただムチウチはそれだけにとどまらず、酷い症状になりますと脊髄損傷なんてことも出てきます・・・。そうなってしまうと、”手・足にシビレや筋力低下“などが発生し普段の生活にも大きく影響してきます。首の傷害はホントこわいです・・・。