”セキ“や”しゃっくり“って、なぜだか?出ちゃいけない時に限って出ているよな気がしません!?しかも、どちらも我慢できません・・・。自分で制御できるようなら困らないんですけどね!
先日、仕事中に”しゃっくり“が止まらなくなりました・・・。ボクみたいな仕事をしている人にとって”セキ・しゃっくり“は天敵で、”しゃっくり“するたびに身体が揺れる・・・。お客様に不快な感じを与えてしまうのでホント困ります。
で、そうなってくると調べたわけですよ。”しゃっくり“の原因や対策を!!
”しゃっくり“ってなに!?
まずは、”しゃっくり“って、なにが身体で起きているかといいますと、深呼吸や腹式呼吸の時に使うといわれている”横隔膜“が何らかの原因から痙攣し突然収縮することに伴い、肺が急激に空気を吸い込む動きが”しゃっくり“になるらしく。
その時に声帯の筋肉も不自然に収縮し、空気の通る道が狭くなるために「ヒクッ!」という音を出すらしいです。
まぁ~内容はともかく、”しゃっくり“って疲れるんですよね・・・。
”しゃっくり”の原因
で、この”横隔膜“を痙攣させてくる原因というのが意外とややこしくなってまして・・・。なんか神経とかが関係しているものもあるみたいなんです。が、とりあえずは簡単なものから!!
横隔膜性の”しゃっくり“
見事なまでにストレートな名称なんですが、これが”しゃっくり“と言われるものの中では一番多く一般的なものになってきています。”横隔膜“自体が刺激されることで痙攣し”しゃっくり“が発生することになり、大半のものが48時間以内に収まてくるのが特徴みたいです。
また、稀に病気などが引き金になり”横隔膜“を刺激するケースも出てきていますので、あまり安易には考えずに若干の注意は必要です。
そんなこんなで、横隔膜を痙攣させる原因として挙げられる代表的なものが・・・。
呼吸
空気を吸い込むことがキッカケになり”しゃっくり“なんていうものも・・・。この吸い込む空気というものの温度差が関係しているらしく!
例えば、お風呂に入る時出る時が引き金になったり、冬場なんかだと暖かい部屋から外に出た時などに”しゃっくり“が発生するケースが呼吸が関係してくるものになってきます。
ちなみにボクは温度差で”セキ“が恥ずかしいぐらいっっ出ることがあります・・・。
飲食
なにかを喉に通すことで”しゃっくり“が発生するケースもあります。その中でも特に刺激物は影響が出やすいようで、極端に熱いものや冷たいもの、または辛いものなどはちょっと気になりますし、炭酸飲料やアルコールなんていうのも関係してきているみたいです。
また、大食いや早食いは”しゃっくり“の引き金になりやすいようです。
みなさんも経験あるかもしれませんが、時間がないからといって急いで食事を取ったときなどには”しゃっくり“の発生率は高いように思います。
メンタル
これは感情の変化が大きく表れた時に出るケースになっています。例えば、とてつもなく大きなショックするようなことがあった後や、ひとしきり泣いた後には”しゃっくり“が出やすいように思います。
確かに子供の頃なんかで、泣きすぎて”しゃっくり“が止まらなくなったことがあったような気がします・・・。
また、悲しいときだけではなくゲラゲラと大きな声で笑った後などにも出やすい傾向にはあります。
神経が関係する”しゃっくり”
これは意外に思う方もいるでしょうが、神経が関係して”しゃっくり“が発生するケースもあります。絶対的な数でいえば先ほど紹介した横隔膜性のしゃっくりに比べると断然に少数派になるのですが、存在します。
末梢性の”しゃっくり“
呼吸器関連の疾病や、胃腸炎・腸閉塞のような消化器系の疾病が原因となって迷走神経や横隔神経が刺激を受けることで発生する”しゃっくり“になるケースはあるようです。
中枢性の”しゃっくり“
この”しゃっくり“も迷走神経が関係してきています。迷走神経が延髄の呼吸中枢に刺激を与えられることで発生してきます。
中枢性の”しゃっくり“には、48時間以上続く「持続性」と断続的ではあるが1ヶ月以上続く「難治性」というようなものが当てはまるケースが多くなっています。
また、中枢性の”しゃっくり“には脳梗塞や脳腫瘍での後遺症だったり、アルコール中毒や睡眠薬が原因になることもあります。
”しゃっくり”の止め方
という感じの”しゃっくり“なんですが、巷にはイロイロな”しゃっくり“の止め方が噂されていますので、効く効かないは別としていくつか紹介してみます。
ビックリさせる
日本では昔からよく言われている方法の一つだと思いますが、正直イマイチのように感じます。理論的なものから言いますと、ビックリさせることで急激に腹圧が高まるために横隔膜のけいれんを抑制させることだと思います。
が、確率的には良い結果は残せていることは少ないように思います・・・。
水を飲む
これもよく言われている方法の一つに思います。変わった姿勢で飲むなんていうのもありますね!例えば、お辞儀をするように頭を下にして、グラスの奥側に口を当てて水を飲むといいなんてことも言われています。
で、これのメカニズムは口の中の粘膜には迷走神経が張り巡らされているために水を飲むことが刺激になり”しゃっくり“がリセットするみたいです。また、お辞儀をする飲み方は”横隔膜“を圧迫する効果もあるので効果的なんて言われています。
息を止める
単純に息を止めるよりも深呼吸をしながら息を止めるやり方のほうが効果は大きいようです。息を止めることで血中の二酸化炭素濃度が上がることが”しゃっくり“を止める効果があるといわれています。
ので、過呼吸時の対応に使われるようなハンカチで口を押えて息をするのも効果があるようですが、やりすぎには注意してください!!
耳の奥を圧迫する
こんなことが”しゃっくり“に効くのかと思いますが、しっかりとした根拠があるので効果はあるらしいです。
耳の奥には迷走神経が走っているらしく、それを指で強く押さえることで迷走神経を刺激することができるために”しゃっくり“を止める効果が期待できる診たいです
。
舌を引っ張る
これも意外な方法なのですが・・・。舌にある舌咽神経を刺激すると”横隔膜“を正しい状態に戻すことができるということです。イマイチ理解に苦しみますが効果はあるようです。
舌をつまむ時には、しっかり手を洗うかタオルなどを使ってつまむことが衛生的には良いでしょうね!舌をつまみ引っ張って30秒ぐらいやることが理想みたいです。
ヒザを胸につける
これは”横隔膜“の痙攣を力づくで押さえ込む方法になってきます。しゃがみこんで丸くなる感じと言えば一番わかりやすいかもしれません。
薬を飲む
”しゃっくり“に効く薬があるなんて、ちょっとビックリなんですが!!あるんですよ、これが!!
- 柿蔕湯(していとう)
- 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
- 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
こんな感じの漢方薬が一般的には効果があるといわれています。
また、ドラックストアに普通に売られている胃腸薬も効果があるようです。”横隔膜“の上に位置している胃なんですが、この胃の動きを正常にすることで”横隔膜“の痙攣を抑えることができるようです。
”しゃっくり“での注意点!
ほとんどの”しゃっくり“の場合は原因が定かではないと思われているのですが、大半の場合は数分から数時間で収まることが多いので心配は必要ないようですが、稀に大きな病気に関係していることがありますので、軽視はできないところもあります。
先ほど紹介した。中枢性のしゃっくりのように長期間続くものには脳梗塞・脳腫瘍との関係が深いものもありますし、末梢性のしゃっくりでは消化器系の胃がん・胃潰瘍・腸閉塞も考えられますし、呼吸器関係では肺がん・肺炎などの可能性があるともいわれています。
長期間”しゃっくり“が続くようであれば、一度病院での診ていただいてくださいね。
ちなみにボクは24時間以上”しゃっくり“が止まりませんでした・・・。