一つだとは思っている人はいないでしょうが、意外に多くの骨の集合で出来ているのが足首から下の部分なんですよね。
早速ですが、足首から下の骨って指の骨を除いて考えると、甲~カカトのことになっていまして、骨の数は7つあるんですよ!
思った以上に多く感じません!!
ちなみに、指の骨も考えると26個あるんですよ!!人間の骨ってざっと200個と言われていますので、足首から下の骨が片足の26個ということは両足で52個。全身の骨の1/4があの部分にあるんですよ!!
確かに足裏で体重を支えているのですから、複雑かつ機能的になっているのはうなずけるところですが、結構どころか、かなり多くの骨があるのには驚きです。
で、上の図で示した緑で番号をつけた7つの骨で構成されているところになっています。
この7つの骨同士は靭帯や腱などでしっかりと固められていますので、骨同士にできる関節には他の関節とは違いほとんど可動域がありません。
ですが、このように固められているおかげで人間の足裏にはアーチができているのです。
同じ哺乳類であるサルなんかは、足でも物をつかむことができるように足裏が柔らかく、足首から下の骨にある関節も人間以上に動かすことができます。故にサルには人間のように足裏のアーチがありません。
人間はこの足裏のアーチがあるために、どんな動物よりも2足歩行がスムーズにできスポーツやダンスなどの複雑な動きが可能になっています。
確かに偏平足の人って走るのが遅いって聞いたことがあるのも、これが原因の一つなんでしょうね!!
このように足って、結構多くの骨で複雑な構造をしているのは人間の進化において理にかなうように変化してきているみたいです。
レオナルドダヴィンチは「足は人間工学上、最大の傑作であり最高の芸術作品だ!!」なんてことを言ってたみたいですしね!
ちなみに、元メジャーリーガーのイチローさんは偏平足だなんて言われていましたが、それは足裏の筋肉が発達したが上に、足裏のアーチがなくなり偏平足になったようです。