筋肉には”速筋・遅筋“や”白筋・赤筋“なんていう分け方がありますという話をしましたが、もうちょっと違った分け方もあるんですよね!!
それは、”主導筋・拮抗筋“になってきます。
主導筋って?
筋肉の働きって、言われると一番に思い浮かべることと言えば
- 関節を動かす
- 身体を動かす
多くの人が、これになってくるかとは思います。
筋肉が伸縮することで、様々な関節が動く。それがあることで人間の身体は歩いたり走ったりすることもできます。または物をつかんだりもできますし、物をつかめるということでボールなんかを投げたりすることもできています。
ちなみに、正確に物を投げるということは人間が他の動物よりも優れている能力の一つだそうです。
そんな関節を動かす時、身体が動く時に、縮む筋肉のことが”主導筋“になってきます。
分かりやすくいいますと、肘を曲げる時の”主導筋“は、力こぶのできる上腕二頭筋であったり、膝を曲げる時なんかには太ももウラの筋肉であるハムストリングが”主導筋“になってきます。
関節が動くときに縮む筋肉が”主導筋”ということになってきます。ですので、身体の動きによって常に”主導筋”はいつも変わってきています。
拮抗筋は?
で、”拮抗筋“っていうことになると!
先ほどの”主導筋“の内容から察しは付くと思いますけど、”拮抗筋“っていうのは、関節が動いているときに伸びている筋肉になってきます。
肘を曲げる時の”拮抗筋“は上腕三頭筋。
膝を曲げる時の”拮抗筋“は、太もも前側の大腿四頭筋という感じになってきます。
ですので、”主導筋“と”拮抗筋“は相反する働きをする筋肉になっており、大半が身体の前側と後ろ側、外側と内側になっていることが多くなっています。
”主導筋・拮抗筋”のポイント
で、ここで一つ。覚えておいて損はない情報を!!
違和感のある筋肉の
”拮抗筋”にもアプローチ
・・・?って思いますよね。
ここで肘を例に挙げますので、ちょっと考えてみてください。
肘を曲げる”主導筋“って上腕二頭筋になってきます。っで、この上腕二頭筋が痛む時があるとします。
まぁ~大抵、痛みや違和感が出る時って筋肉にストレスが掛かってきている時が多くなってるんですけど・・・。
このストレスの中には、筋肉に大きな負担が掛かったり、同じ姿勢が続いたりすることがあるのですが、その他にも肘を曲がりにくくなっていることが原因になっていることもあります。
っと、ここで先ほどの”拮抗筋“の出番です。
”拮抗筋“がしっかりと伸びてくれていれば、”主導筋“もストレスなく収縮できるのです!!
このヒジを曲げる場合は”拮抗筋“である上腕三頭筋がしっかりと伸びるような柔軟性があれば、”主導筋“である上腕二頭筋にかかる負担が小さくなるので痛みにくくなるってことです!!
ちょっと前置きが長くなりましたが、痛みが出ている筋肉の”拮抗筋“をしっかりケアしてあげると、負担も少なくなり痛みも軽減できるってわけです!!
何だかんだで、やっぱりバランスが大事ってことなんですよね!