肩甲骨が動くことってホント重要です。身体のイロイロな所に与えてくる影響はかなりありますので、動くが悪くなってしまうと厄介極まりないです。
肩甲骨の動きが悪くなると
姿勢が悪い、同じ姿勢を長時間取ることなどが肩甲骨の動きを悪くさせる大きな要因なんですが、実際に肩甲骨の動きが悪くなるとどんな不具合が身体に生じてくるかといいますと。
- 首・肩の痛み
- 背中の痛み
- 肩関節の痛み
代表的なものと言えば、この3つは影響を受けやすいところで痛み・違和感が発生し可動域の減少も現れてきます。
って、この3つの症状はすべて肩甲骨に付着している筋肉が問題で発生してきています。
肩甲骨の動きが悪くなってしまうことで、まわりの筋肉動きも悪くなってしまうことが直接的な原因なってきます。
だったら、肩甲骨についている筋肉をしっかり緩めてあげれば万事OKなはずなんですが、正直そんな簡単なことではありません・・・。
身体の表層面にある筋肉にはアプローチは安易なんですが、どうしても深部の筋肉は緩みにくい・・・。
例えば
この筋肉なんかはスゴイ重要です、肩甲骨のウラ側に位置しており脇のあたりで若干触ることはできますが、全体を触ることはかなり困難になっています。
ということで、今回は、この筋肉をうまくストレッチさせ筋肉の柔軟性を持たせるための運動を紹介してみます。
肩甲骨可動域改善01
まずは、下図の形が基本姿勢になってきます。
- 肩関節は直角
- ヒジは直角
- 手のひらは外側
ポイント
この3つのポイントは理想の形になってきます。肩関節・ヒジは直角に曲げることは容易にできると思いますが、手のひらを外側に向けるのが辛い方はいるかもしれません。肩甲骨の動きが悪い方は、この姿勢を取るのも辛くなると思いますが、可能な限りにこの姿勢に近づけてみてください。
次に気を付けていただきたいのは
出来るだけ胸を開くイメージで、手を後方に引くようにしてください。手が前方に出てきてしまうとストレッチの効果が薄れますので注意してください。
で、できる限り可動範囲一杯のところで10秒保持してください。この後に紹介する運動の基本姿勢にもなってきますので、しっかりやってみてください。
肩甲骨可動域改善02
二つ目のやり方は、”肩甲骨可動域改善01”での基本姿勢から肩をできるだけ上下させる。
この上下運動を10回程度を2セット行ってみてください。
肩の前側だったり、背中や脇のあたりに違和感・痛みが出てくると思いますが、苦痛でない範囲で出来るだけ大きく動かしてください。この時に基本姿勢は崩さずに行わないと効果は半減しますので気を付けてください。
肩甲骨可動域改善03
これが最後の3つ目になります。これはいたって簡単で、先ほどの基本姿勢の状態から単純にウデを後方に引く。
これも基本姿勢崩さずに、できるだけ後方に引く感じで10秒我慢を2セット。
まとめ
この筋肉は”肩甲下筋“という筋肉になります。この筋肉の働きは肩関節の内旋。いわゆる猫背で背中が丸くなり肩が内側に向いた形になってきます。
この運動を行うことで肩関節の動きを良くすることもできるのですが、1番は良い姿勢が取りやすくなるということです
正しい姿勢が取れるということは身体にかかってくる負担も少なくなるので”首・肩・背中の痛み“が発生しにくくなることになってきます。
また、肩甲骨の中の方がゴリゴリするような方は”肩甲下筋”が固まっている場合がありますので、気になる方は是非やってみて下さい。