身体のどこが痛くてもツライものですが、正直まだ手が届くところなら、まだ自分でマッサージすることもできます。が、手が届かないとなると・・・。たとえば背中なんて・・・。
背中の痛みって
背中の違和感や痛みを感じている人って少なくありません・・・。特に”首の痛み・肩こり“を感じている人の多くは背中に違和感を感じているような気がします。
というわけで、背中の違和感を改善する運動を紹介してみます。背中といっても肩甲骨の内側にある筋肉にアプローチしてスッキリさせる運動なってきます。
今回は、この筋肉です。
Step1 まずは縮める
まずは筋肉を縮めます。
頭の位置は
①顔は上を向く
⇩
②右に傾け
⇩
③右を向く
次に
肩甲骨の位置は
①ヒジを曲げ後方に引く
⇩
②肩甲骨を内側に寄せる
⇩
③肩をすくめる
この形が、この筋肉が一番縮んでいる形になります。特に意識してほしいのは肘を後方に引く感じの時に、肩甲骨が内側に寄り背骨に近づけることに注意してください。
この筋肉である”菱形筋“の特徴として、若干伸びた状態で固まっていることが、ほとんどになりますので、一度目一杯に筋肉を縮めてあげることで柔軟性を持たせることができます。
筋肉が固まっている人は、背中に「ジワ~っと」いう感じが出てくると思います。
Step2 筋肉を伸ばす
今度は筋肉をしっかり伸ばしていきます。
頭の位置は
①顔は下向く
⇩
②左に傾け
⇩
③左を向く
さらに
肩甲骨の位置は
①ヒジを左前方に
⇩
②肩を下げる
⇩
③肩甲骨を外側に
筋肉を伸ばすということは、Step1と全く反対の動きをすることになってきます。ここでのポイントは、ヒジを左前方に出すことで肩甲骨を外側に広げる感じになります。
左手で右ヒジをつかんで左前方に引っ張るのもOK。肩甲骨の内側が伸びている感じなるよう注意してください!!
10秒伸ばす。
Step3 肩甲骨を動かす
最後は肩甲骨を動かします。
肩甲骨を動かす
①肩甲骨を挙げる
⇩
②肩甲骨を下げる
Step2の状態から、肩甲骨を挙げるように肩をすくめる。そしてまた、肩甲骨を下げるように肩を下す。
この上下の動きを10回ぐらい行ってください。はじめは動きの悪さを感じるかもしれませんが、続けていくうちに肩甲骨の動きが出てきますので頑張ってやってください!!
まとめ
今回紹介した筋肉は”菱形筋“というものになります。厳密に言いますと”菱形筋”には”大菱形筋”と”小菱形筋”に区別されます。
ですが、基本的な働きは下記で示すように同じようになってきます。
- 肩甲骨の挙上
- 肩甲骨の内転
- 肩甲骨の下方回旋
肩甲骨を上に挙げる
肩甲骨を内側に寄せる
右の肩甲骨ですと時計回りに動く
ヒジを引く角度に変化を与えることで、どちらの筋肉にもアプローチできますから気になる方を是非やってみてください。